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「釧路」を超えるつながりを。 観光以上、移住未満の新しいまちづくり——北海道釧路町「ふるさと住民登録制度」モデル事業 

掲載日:2026.11.06

総務省「ふるさと住民登録制度」モデル自治体・北海道釧路町。 町外から地域を支え、ともに未来を創る関係人口「釧路超民」の挑戦が、国の新制度と連動して新たなステージへ進みます。 

▼ページ内目次・関連リンク

「釧路」に埋没しない独自の関係人口施策と、国の新制度の融合

北海道東部に位置し、釧路湿原国立公園や豊かな水産資源を有する釧路町は、これまで広域名称である「釧路」のイメージに埋没しがちという地域課題を抱えてきました。

この課題を突破し、町外の多様な人材と直接的な信頼関係を築くために立ち上げたのが、独自の関係人口施策「釧路超民」です。 

「釧路超民」は、単なるファンクラブや観光プロモーションではありません。

また、実際に町内に居住する「釧路町民」は登録できない、町外在住者限定の関係人口のつながりです。町の魅力や課題を共有し、ともに地域を盛り上げる「仲間・パートナー」として位置づけています。 

令和8年度、釧路町は総務省「ふるさと住民登録制度」のモデル自治体(北海道及び道内16市町による連携モデル)に選定されました。

先行して基盤を築いてきた「釧路超民」の仕組みと、国が整備する「ふるさと住民アプリ」をシームレスに連携させることで、実効性の高い関係人口モデルの確立を目指しています。 

全国に先駆ける、釧路町ならではの3つの実践モデル

総務省のモデル事業検討状況においても全国の先進事例として共有された、釧路町の具体的なアクションをご紹介します。 

1. 【情報発信×担い手活動】関係人口が主役の地元密着メディア『釧路超ジモト新聞』

行政からの一方的な広報情報だけでは、地域を訪れた際の具体的な暮らしや人の温度感は伝わりにくいものです。

釧路町では、関係人口である「釧路超民」自身が特派員や編集長となり、地元の取材から記事執筆、紙面編集までを主体的に担当する地元密着メディア『釧路超ジモト新聞』を展開しています。 

デジタル版での発信に加え、創刊号に限りA1判16面折りの大型紙面としても制作し、関係人口ならではの外部目線で掘り起こした「手触り感のあるリアルな日常」を全国へ届けています。

この取材・編集プロセスそのものを国のプレミアム登録要件となる「担い手活動」として指定し、情報発信の強化と地域への深い参画を同時に実現しています。 

2. 【サポート施策】官民連携で歓迎!「釧路超キャンペーン登録店」での独自特典

総務省のガイドラインでは、自治体間の過度な特典競争の抑制や、現地に行かなくても恩恵を受けられる物品・汎用ポイント等の付与禁止が明確に定められています。 

釧路町では、制度趣旨に賛同した町内事業者の自主的な協力によるサポート施策を展開しています。来町した釧路超民やプレミアム登録者が「釧路超民証(会員証)」を提示することで、「釧路超キャンペーン登録店」にて各店舗独自のサービスや歓迎特典を受けられる仕組みを構築し、地域内での交流創出を図っています。 

3. 【関係深化】全国と現地をつなぐリアルな交流と「担い手活動」の展開

一度の来訪で終わらない継続的な関係を育むため、全国各地での交流会の開催や町内で開催する共創イベント「釧路超サミット」の企画・運営補助、自然環境保全活動など、段階的に地域との関わりを深められる「担い手活動」を展開しています。 

また、次年度(令和9年度)以降の本格運用に向けては、来町時の受入れや地域活動のマッチングを現場で伴走支援する「ふるさと住民コーディネーター」の配置等も含め、さらに参加しやすい受入体制の拡充を進めていきます。 

あなたに合った距離感で始める「3つのステップ」

  1. ステップ1:国の「ベーシック登録」(認知・情報受信) 専用アプリから釧路町民を含め全国どなたでも登録可能です。釧路町の日常の風景やイベント情報、担い手活動の募集情報をアプリで受け取ることができます(※ベーシック登録のみでは来町特典等の付与はありません)。 
  2. ステップ2:関係人口「釧路超民」への登録(交流・来町特典の獲得) 釧路町外にお住まいの方限定で登録可能です(登録無料・釧路町民は登録不可)。デジタル会員証である「釧路超民証(会員証)」が発行され、来町時に「釧路超キャンペーン登録店」での独自特典や限定オリジナルグッズの受取、各種交流企画への参加が可能になります。 → 「釧路超民」への登録手続き・詳細はこちら
  3. ステップ3:国の「プレミアム登録」(担い手活動への参画・関係深化) 「釧路超民」が実際に釧路町を訪れ、町が指定する「担い手活動(『釧路超ジモト新聞』の取材・編集、地域イベントの運営補助等)」に1年間に3回以上、又は連続した3日間(2泊3日等)参加することで認定されます。公共施設の住民並み利用優遇や限定イベントへの招待など、準住民としての充実したサポート施策を受けることができます。 

制度開始に向けたスケジュール

  • 令和8年(2026年)10月16日~12月20日:試用版アプリを用いたモニター実証事業の実施(情報発信及び担い手活動の先行体験・検証) 
  • 令和9年(2027年)1月~2月:実証結果の最終取りまとめ、既存システムとの連携準備・事前運用 
  • 令和9年(2027年)3月:国の「ふるさと住民登録システム(正式版アプリ)」リリース及び制度本運用開始 
  • 令和9年度(2027年度)以降:「釧路超サミット」の開催、ふるさと住民コーディネーターの配置、地域課題に応じた担い手活動メニュー及びサポート施策の順次拡大 

ふるさと住民登録制度・釧路超民に関するよくある質問(抜粋)

Q1. 釧路町の「ふるさと住民登録制度」と関係人口「釧路超民」の違いは何ですか?釧路町民も登録できますか? 

A. 「ふるさと住民登録制度」は住民票を移さずに地域と関わる国の仕組みであり、その第1段階である「ベーシック登録」は釧路町民を含め全国どなたでも登録可能です。

一方、「釧路超民」はファンクラブではなく、釧路町外にお住まいの関係人口を対象とした町独自の施策であり、実際に町に住む釧路町民は登録できません。

町外在住者が「釧路超民」に登録(無料)して「釧路超民証(会員証)」を取得することで、来町時の店舗優待や、プレミアム登録に向けた指定の担い手活動へ参画できるようになります。 

Q2. プレミアム登録の要件となる「担い手活動」にはどのようなものがありますか?

A. 人口減少に伴う担い手不足への対応や、高い公共性・地域貢献が認められる現地活動が対象です。

釧路町では、釧路超民自身が特派員・編集長となって地域の魅力を取材・発信する地元密着メディア『釧路超ジモト新聞』の制作活動や「釧路超サミット」等の交流イベントの運営補助、自然環境保全活動などを指定しています。原則として「年3回以上」又は「連続した3日間(2泊3日等)」の現地活動でプレミアム登録要件を満たすことができます。 詳しくは、釧路超ジモト新聞「釧路超特派員・釧路超編集長」よくある質問(FAQ)をご確認ください。

Q3. 登録するだけでECサイトのクーポンや汎用ポイント、限定のふるさと納税返礼品はもらえますか? 

A. いいえ、登録そのものに対する見返りとして、現地(釧路町)に行かなくても恩恵を受けられる金銭的価値のある物品・サービス(ECサイトの割引クーポンや汎用的なポイント等)を提供することは、国のガイドラインで明確に禁止されています。

また、ベーシック登録者に対象を限定したふるさと納税の返礼品提供も差し控えることとされています。

釧路町では、実際に町を訪れた際に「釧路超キャンペーン登録店」等で利用できる現地密着型のサポート施策を提供しています。 

▼制度の詳細やその他の質問については、総合FAQページをご覧ください。 

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